こんにちは、bebeです。
お話を始める前に、簡単に自己紹介をさせてください。
私は29歳のときに離婚した看護師です。元夫は30歳、薬局勤務の管理職でした。
結婚する前、私の周りでは次々と友人や同僚が結婚し、妊娠し、母になっていきました。SNSには幸せそうな家族写真があふれ、職場でも「旦那が~」「子どもが~」という会話が日常茶飯事。そんな環境の中で、私はまるで劣等感の塊のような気持ちを抱えていました。
「29歳、独身。」彼氏はいるけれど、結婚の話はなかなか進まない。周りが次のステップに進んでいくのを見て、「私もそろそろ…」と焦る気持ちは募るばかり。でも、彼はなかなか踏み切ってくれない。結婚の話をすると、どこか曖昧な返事。
「このままでいいの?」そう思った私は、思い切ってリードすることにしました。まずは同棲を提案し、少しずつ結婚に向けて環境を整えていく。そうしてようやく、結婚が決まりました。
私たちは8年の交際歴があり、お互いの家族とも仲が良かったこともあって、結婚はとても祝福されました。両親も、友人も、職場の人たちもみんな口を揃えて「おめでとう!」と言ってくれた。
でも、今振り返ると、あの時が幸せのピークだったのかもしれません。
実は、付き合っている頃から小さな違和感はあったんです。でも、私はこう思っていました。
「結婚すれば、きっと不安は小さくなるはず。」
そう信じていたし、信じたかった。
結婚して最初の頃は、本当に幸せでした。大好きな人と一緒に暮らし、愛する旦那が仕事から帰ってくるのを待つ時間さえも愛おしかった。
生活の中で嫌なことがあっても、左手の薬指にある指輪に触れれば、**「私には味方がいる」**と思えて、心が温かくなった。
あの頃の私は、何も疑っていなかった。全てが幸せだった――そう思っていました。
コメント