女の勘

こんにちは、bebeです。今回は、私たち夫婦にあった「セックスレス」という問題について書いていきたいと思います。結婚してしばらくの間は、表面上はとても仲の良い夫婦に見えていたと思います。実際、私たちは普段の会話も多くて、笑い合うこともありました。お互いの両親とも仲が良く、何も知らなければ「円満な夫婦」と言われても違和感のない関係だったと思います。でも、私の心の奥にはいつもぽっかりと穴が空いていました。それは「セックスレス」という現実。私は子どもが欲しかった。年齢的にもそろそろ妊活を始めたいと考えていた私は、勇気を出して、何度か彼に話を振りました。誘うこともありました。でも彼は、「疲れてるから」と断ることが多かった。彼は管理職で、夜勤はないものの残業が多く、休日出勤も時々あるような忙しい人でした。確かに疲れているのは理解できた。でも、結婚しているのに、夫婦であるのに、身体のつながりがないことが、私にとってはとても寂しかった。レスの頻度は、おそらく2カ月に1回程度。「いつからこんなふうになったんだろう」そう思いながらも、私は自分の気持ちにフタをして、平静を装っていました。そんなある日。私は夜勤明けで、いつものように朝帰宅しました。彼はすでに仕事に出ていて、部屋には静けさが漂っていました。何気なく洗濯カゴの中を見たとき、ふと胸がザワつきました。「なんでだろう…」特に理由はなかった。ただ、無性に気になった。彼の脱ぎ捨てた衣類の中からパンツを手に取る。何かに導かれるように、その中を覗き込んだ瞬間――私は息を飲みました。そこには、長くて細い髪の毛が1本。私の髪は肩までの黒髪。でも、その髪は私のものより明らかに長く、しかも色が明るい。「え……?」その瞬間、血の気が一気に引いて、手が震え出しました。私は無我夢中で、自分の髪の毛を何本も抜き、それと比べました。「似てるかもしれない」「いや、違う」何度も、何度も、見比べて、そして気づいてしまう。「これは、私のじゃない。」でも私は、彼に何も言いませんでした。なぜなら、**「これは証拠になる」**と思ったから。怒りや悲しみよりも先に、「これは記録しておかないと」と冷静になってしまった自分がいました。混乱していた。頭の中はぐるぐるしていたけれど、同時に妙に冷静でもあった。今まで一緒に過ごしてきた彼のことを、少しでも信じたかった。「何かの間違いかもしれない」そう思いたい気持ちと、**「やっぱり」**という諦めのような感情が心の中でぶつかり合っていました。夫婦関係は良好だと思っていた。笑い合っていたし、喧嘩も少なかったし、何より家族同士も仲が良かった。でも、目の前にある1本の髪の毛が、そのすべてを**「嘘だったんじゃないか」**と問いかけてきたようでした。私はこの日から、彼の行動のひとつひとつに目を光らせるようになります。「真実を知るために」「自分を守るために」そして何より、「いつか慰謝料を取ってやるために」。

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